ヨガを始めて3年目、私はもう「完璧でなければならない」と自分に無理を強いることはなくなった

今日、公園のピクニックシートの上に横たわっていると、黄と白のチェック柄の布が日差しで温かくほっこりとしていた。草木の清々しい香りを運ぶ風が吹き抜け、手には洗いたての青葡萄を握りしめ、指先に果皮のひんやりとした感触が伝わってくる。シートの上には大好きなスイカとポテトチップスが広げられ、その横には薄紫の花束が挿してある。ふと、数年前にヨガを始めたばかりの頃の自分を思い出した―――― いつも不安の渦に巻き込まれ、呼吸さえも緊張感に満ちていたあの頃の私は、もう遠く離れた存在のように感じられる。

働き始めて最初の2年間、私は目まぐるしい生活の流れに押し流され、毎日深夜までパソコンの画面を見つめ続けていた。KPI、週報、同僚との微妙な人間関係――それらはまるで隙間のない網のように、私をその中に閉じ込めていた。私は無理に耐えることに慣れ、自分を「完璧」に追い込むことに慣れきっていた。歩くことさえスケジュール通りにこなさなければならず、肩は石のように硬くなり、空を見上げる時間さえなかった。友人に誘われて初めてヨガスタジオに行った時、頭の中は「時間の無駄」という考えでいっぱいだった。先生が私たちを導いて下向きの犬のポーズをとらせた時、太ももの裏が伸びて痛くて顔をしかめてしまったが、彼女は優しくこう言った。「無理しなくていいのよ。膝を少し曲げても大丈夫。呼吸に合わせて動けばいいの。」

あれは、私が初めて足を止め、自分の体を真剣に感じ取った瞬間だった。以前は、ヨガといえば開脚や逆立ち、ダイエットやボディメイクのためのツールだと思っていた。しかし、実際にマットの上で過ごしたその1時間を通して、ヨガはむしろ優しい受け皿のようなものだと気づいた。猫と牛のポーズを練習する時、呼吸に合わせて背骨が一節ずつ伸びていくのを感じた。長年溜め込んでいた疲れや悔しさが、体の動きに合わせてゆっくりと流れ出ていくようだった。赤ちゃんのポーズを練習する時は、小さな丸になって額をマットにつけた。その包み込まれるような安心感は、慌ただしい日常の中で、かつて味わったことのないほどの安らぎだった。私はポーズの「正解」にこだわらなくなり、隣の生徒と「どちらの動きがより正確か」を競うこともやめた。ただ自分の呼吸に集中し、体の隅々までの感覚に意識を向けるだけ――そう、他人と比べる必要なんてない。ただ、自分自身と向き合えばいいのだ。

その後、私は自宅でヨガをするようになりました。授業に追われることもなく、他人の目を気にすることもなく、ただマットを敷いて、自分のペースで練習するだけです。仕事のストレスが溜まった時は、腹式呼吸を数セット行います。鼻から息を吸い込み、胸いっぱいに満たし、ゆっくりと吐き出すのを感じると、渦巻いていた感情も呼吸と共に徐々に落ち着いていくようです。悩み事で眠れない夜には、ゆったりとしたストレッチを数セット行い、こわばった筋肉が徐々にほぐれていくのを感じると、心も自然と静まっていく。ヨガとは、マットの上でのパフォーマンスなどではなく、生活の中での実践であり、自分自身とどう向き合うかを教えてくれるレッスンなのだと気づいた。

今日のように、普段着ているヨガウェアを着てピクニックに出かけた。柔らかな生地が肌に優しく馴染み、締め付けもなく、気取ることなく、ただ芝生に横たわって、木々の葉の間から差し込む陽光がスイカの切り口に降り注ぎ、キラキラと輝くのを見つめている。ポーズを決めたり、メイクが崩れていないか気を使ったりする必要はない。ただ横になって、頬を撫でる風を感じ、枝先でさえずる鳥の声を聴く。まるでヨガの瞑想のように、意識を「今」という瞬間に引き戻す。明日の仕事のことや、やり残したToDoリストのことを考える必要はない。ただ、自分自身と向き合っているだけだ。

以前は、リラックスすることなんて贅沢なことだと思っていた。でも、ここ数年ヨガを続けてきてようやく分かった。リラックスすることとは決して「諦める」ことではなく、自分の不完全さを受け入れること、そして慌ただしい生活の中で、自分に少し息をつく余裕を与えることを学ぶことなのだ。まるでヨガをする時のように、無理に難しいポーズをしようとせず、今の自分の状態を受け入れることこそが、最高の練習なのです。生活においても、他人の期待通りに生きようと無理をせず、自分のペースを受け入れることこそが、最高の生き方なのです。

マットの上で学んだ集中力、受容、そして優しさは、少しずつ私の日常に溶け込んでいった。私はこのゆったりとした状態を愛するようになった。まるで今日、草の上に横たわり、片手に青ぶどうを握りしめているような感覚だ。風は優しく、日差しは温かく、私は気づいた。ついにあの葛藤していた自分と和解し、ようやく自分が好きな生き方――自由で、リラックスして、ゆったりとした――を手に入れたのだと。

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