人が膝立ちの姿勢をとるとき、まず頭に浮かぶのは体幹の筋肉を使うことではなく、腰を突き出すことである。一見、手で体を支え、膝をついているように見えるが、本当の難しさは細部に隠されている。肋骨を少し引き締め、骨盤が沈み込まないようにし、肩甲骨を無理に寄せすぎないようにすることだ。

片膝をついて前方に体を支えるこの姿勢は、腕のトレーニングをしていると誤解されがちです。実際には、最初に熱を感じるのは下腹部と太ももの前面です。膝を支え面に当て、足の裏を自然に広げ、胸を少し前に出すと、手から腰にかけて体が徐々に一直線になります。

腕を前に伸ばすと、無意識のうちに体が前かがみになってしまいます。この時、ただ動作を大きく見せようとすると、胸椎の役割を腰椎が担うことになり、一見伸びやかに見えても、終わってみると腰の広い範囲が痛くなってしまいます。おへそを少し内側に引き込み、背中を後ろに反らせるだけで、動作はすぐにすっきりとしたものになります。
呼吸が整えば、動きも自然とついてくる。

4つのポイントに到達した時、肩と臀部が再び微調整されたような感覚がした。見た目は簡単そうだが、実際にやってみるとなかなか難しい。手のひらで下を押すようにし、鎖骨を広げ、膝の下にしっかりとした土台を作り、腹部を緩めないようにすると、全身が静かに支えられているような感覚が生まれる。硬くはないが、確かな安定感がある。
「落ち着き」は一つの選択であり、「ゆっくり」もまた一つの力である。

このトレーニングには、もうひとつ心地よい点があります。それは、体のラインが美しく、動きも滑らかだということです。余計な装飾がないため、自分の体に集中することができます。どちらの肩がこっているか、どちらの腰が傾きやすいかといったことが、跪いた姿勢によってはっきりと現れるのです。

さらに、いくつかの側屈や開く動きを加えると、胸郭がすぐに開いてきます。下の手でしっかりと体を支え、上の腕を上に伸ばすと、脇腹がさらに伸び、肋骨の下を通る風がさらに強まったように感じられます。無理に激しく行う必要はなく、段階的に練習を重ねていけば、肩や背中と腰の連携がますます良くなっていくでしょう。
焦る必要はない。体のことだから、急いでも仕方ない。
