ヨガがもたらす幸福感は、実はとてもささやかなものです。口に出さなければ誰にも気づかれないほど小さなものです。例えば、今日の前屈をした時に、指先が床に1センチほど多く届いたこと。ねじりのポーズをした時に、昨日のよりほんの少しだけ呼吸がスムーズになったと感じたこと。死体のポーズで横たわっていると、いつの間にか肩の力が抜けていたことに気づいたこと。こうした微かな変化は、他人には全く分からないものですが、自分自身の心の中でははっきりと分かっているのです。それは天地を揺るがすような大いなる成果ではなく、ただ日々の練習の中で、体が静かに返してくれるフィードバックに過ぎない。こんな平凡な日々の中で、こうした小さな進歩に気づくこと自体が、一つの幸福なのだ。






